Mini2440にU-bootを移植マニュアル(3)

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Mini2440にU-bootを移植マニュアル(3)

投稿記事by dwtechadm » 木 9 26, 2013 10:55 am

第4章 U-boot の使用とプログラミング


U-bootの開発と移植、mini2440を例とする。
開発ボードにU-bootをプログラミングする(mini2440用のU-boot-2009.11 のbinファイルを直接プログラミングする。)mini2440 のNANDまたはNOR Flashの開始アドレスにプログラミングすればよい。


4.1 U­boot を mini2440 開発ボードにプログラミング


4.2 汎用 U­boot コマンド
U-boot の発展により、そのコマンドラインモードはLinux の shellと類似する、 TekkamanNinjaからコンパイルした U-boot-2009.11のコマンドラインモードでは゛Tab゛ボタンのコマンド補完とコマンドの歴史記録機能をサポート。コマンドの前の英数字を入力するだけで、必要なコマンドを選択出来る、U-boot のバージョン番号を確認コマンドは゛version゛、そして他のコマンドに頭文字は゛v゛のコマンドがないため、゛v゛だけを入力出来る。記録機能も下記の通り:
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4.2.1 ヘルプ

コマンド:help または ?
機能: U-boot の全てのコマンドを表示。
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特定コマンドの詳しいヘルプ内容、以下のコマンドを使ってください。
help <検索するコマンド>
? <検索するコマンド> 、
h <検索するコマンド略称>。
bmp コマンドを例とする:

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4.2.2 環境変数と関連コマンド
Shellと類似、U-Bootにも環境変数(environment variables - ENV)、U-bootデフォルトの環境変数は下記の通り:
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現在 U-boot の ENV 値を検索し、 printenv コマンドを使用する:

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上記の ENV と゛tekkaman゛の ENVが表示されない。環境変数が設定しない場合、プリントアウトされない、ENVをカスタマイズ出来る、コマンド${ENV}で呼び出す。ENVも消去出来る。設定 ENV のコマンドは setenv、フォーマットは下記の通り:
setenv name value
第 1 個パラメータ name は環境変数の名称。
第 2 個パラメータ value は設定の値、第 2 個パラメータが無い場合、環境変数を消去する。
例:゛tekkaman゛パラメータ消去、再設定、最後のコマンド文字列で呼び出し。

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設定または ENV変更する時、メモリーに保存される。ENVのソリッド•ステート•メモリに保存したい場合、 saveenvコマンドを使用する。

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起動時、U-bootが゛Warning - bad CRC, using default environment゛をプリントアウトする場合、U-boot は ENV のソリッド•ステート•メモリで有效の ENVを検出出来ず、デフォルトのENVを使用する。 U-boot ENVを保存するソリッド•ステート•メモリのドライバが正常すると、 コマンドsaveenv を実行し、システムのENVを全部ソリッド•ステート•メモリに書き込み、再起動は警告がでない。
ENV はマルチソリッド•ステート•メモリをサポートする、 mini2440 では Nor Flash、Nand FlashまたはEEPROMをサポートする。include/configs の設定ファイルの定義に依存する。例:
Nor Flash:
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CONFIG_ENV_OFFSET :メモリーのオフセットアドレス;
CONFIG_ENV_SIZE :ENVを保存するパーティションのサイズ。
CONFIG_ENV_OFFSET と CONFIG_ENV_SIZE の設定、他のパーティションを書き換えないことを注意する。



4.2.3 シリアル伝送コマンド
コマンド:
loadb - load binary file over serial line (kermit mode)
loadx - load binary file over serial line (xmodem mode)
loady - load binary file over serial line (ymodem mode)
機能:異なるプロトコルを使ってシリアルでHostから伝送したファイルを取得。

フォーマット:
Load? [ off ] [ baud ]
第 1 個パラメータ off:ダウンロードするSDRAM のアドレス。指定しない場合はデフォルト設定を使用する:
CONFIG_SYS_LOAD_ADDR
第 2 個パラメータはボーレート、デフォルト値: 115200.

windows 上のハイパーターミナルはこのプロトコルでファイル伝送、 ubuntuではkermitプロトコルのみを使用する。C-kermitでファイルを mini2440に伝送する。
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U-boot の kermit 伝送プロトコルを起動し、Ctrl + \  →  c、 C-kermitのコマンドラインモードに入り、コマンド:send <ファイルパス>、確認(Enter)。

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C-kermit 伝送開始、伝送画面を表示し、伝送のプロセスも表示する。

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転送完了後、 cを入力 、U-boot のシリアル画面に戻る。

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----------続く
dwtechadm
 
記事: 60
登録日時: 月 2 25, 2013 1:35 pm

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