Mini2440にU-bootを移植マニュアル(4)

Mini2440/Mcro2440等開発ボード関連のフォラーム

Mini2440にU-bootを移植マニュアル(4)

投稿記事by dwtechadm » 木 9 26, 2013 12:14 pm

4.2.4 ネットワークコマンド


U-boot のNICドライバをインストールし、ネットワークを介しファイルを開発ボードに伝送出来る。シリアルより速度が速い。クロスケーブルまたはネットワークケーブルを使用し開発ボードとPCを接続、ネットワークを設定とファイアウォールをクローズ。
ネットワークが正常かをテスト、開発ボードでping コマンドを実行する:
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失敗の場合:

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失敗の原因は下記の通り:
1、U-boot ネットワークドライバ;
2、U-boot ネットワークプロトコル遅延設定;
3、ネットワークパラメータ設定、IP 設定等、Host と Targetなど。HostではIPv6をクローズ。
Wiresharkで分析も出来る。


ネットワークに問題がないと、下記のコマンドで tftp サービスディレクトリまたは nfs サービスディレクトリからファイルをSDRAM にダウンロード出来る。
コマンド:
dhcp : DHCP/TFTP プロトコルを使用しファイル取得
rarpboot : RARP/TFTP プロトコルを使用しファイル取得
nfs : NFS プロトコルを使用しファイル取得
tftpboot : TFTP プロトコルを使用しファイル取得
bootp : BOOTP/TFTP プロトコルを使用しファイル取得
フォーマットは:コマンド [ダウンロード先SDRAM アドレス] [[ホスト IP:]ファイル名]

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使用例で分析する、赤字に注意:

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4.2.5 Nand Flash 操作コマンド


汎用 Nand Flash コマンドは下記の通り:
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使用例:
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nboot コマンドも1つの Nand Flash 読み取りコマンドであり、 Nand Flash の offset オフセットアドレスのカーネルイメージを SDRAM の loadAddr 位置に読み取る。そして自動的にカーネルイメージ(mkimage処理後)の終了の事を読み取る、従って読み取りのサイズを表示しない。
フォーマット:nboot loadAddr dev offset

使用例:

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4.2.6 メモリー/レジスタ操作コマンド
nm メモリー値変更(指定アドレス)
フォーマット: nm [.b, .w, .l] address

mm メモリー値変更(アドレス自動的+1)
フォーマット: mm [.b, .w, .l] address

md メモリー値表示
フォーマット: md [.b, .w, .l] address [# of objects]

mw 指定のデータでメモリー充填
フォーマット: mw [.b, .w, .l] address value [count]

cp メモリーのコピー(メモリーと Nor Flash間のデータコピーを含む)
フォーマット:cp [.b, .w, .l] source target count

メモリー値を検索/変更のコマンド、SDRAM とレジスタ値を検索/変更。
[.b, .w, .l]は検索と変更フォーマット:bit、word、long
使用例:
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LED 関連のGPIO レジスタのデータレジスタ値を変更すると、LED の点灯を制御出来る。
LED1点滅の使用例(消灯→点灯):チップデータマニュアルと mini2440 の回路図を参照)

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4.2.7 Nor Flash コマンド

Nor Flash のコマンドは Nor Flash にデータプログラミングに使用する。
flinfo Flash メモリーの情報プリントアウト、全てのSectorをリストする。
flinfo N 指定 FlashメモリーのN Block の情報をプリントアウト。(複数ブロックNor Flashの時に使用する)
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(RO)付きのは Sectorが書き込み保護される。

Nor Flash の読み取りインタフェースはSDRAMと同じ、Nor Flash の読み取りもmd コマンドを使用する:

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Nor Flash のプログラミングタイミングと SDRAM の書き込みと違って、Nor Flashプログラミングは mm 等のコマンドで消去出来ない、従ってcp コマンドでメモリーを Nor Flashにコピーし、プロテクトを解除し、消去する必要がある。コマンドは下記の通り:
protect :Flash 書き込み保護、有効/無効設定出来る。
フォーマット:
protect on/off start end
protect on/off start +end
protect on/off N:SF[-SL]
protect on/off bank N
protect on/off all
第 1 個パラメータ on 書き込み保護オン;off書き込み保護オフ
第 2 、3 パラメータは Flash 書き込み保護範囲設定
start end は開始アドレスと終了アドレス範囲定義、start は消去ブロックの開始アドレス;end は消去ブロックの終了アドレス。
例:消去 Sector 2 と Sector 3 エリアのコマンドは erase 20000 3ffff 。
start +end は開始アドレスと操作バイト数の定義範囲の方法はよく使われる。start は消去ブロックの開始アドレス;end は消去のバイト数。
例:消去 Sector 2 と Sector 3 エリアのコマンドは erase 20000 +20000
N:SF[-SL]はグループとセクター、N はFlash の Block番号、SF は消去する開始Sector 番号、SLは消去する終了 Sector番号。
例: Block1 の Sector 2 と Sector 3 セクターを消去するコマンド: erase 1:2-3。
bank N は全 Block消去、Blockの番号が N の全Flashを消去。
all は全ての Flashの消去。
注:Nor Flashを消去する最小単位は Sector、即ち 0x10000 バイト、定義するサイズは<1 Sector またはSector範囲を超える場合、定義した Sectorは全て消去される。
erase : Flashを消去 するコマンド
フォーマット:
erase start end
erase start +end
erase N:SF[-SL]
erase bank N
erase all
パラメータは消去されるFlashを指定する範囲、書き込み保護と同じ設定する。
使用例は mini2440 の Nor Flash の Sector 16 書き込み保護オン/オフし、データ消去、最後開始の 20 バイトをSector 16にコピーする。
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4.2.8 USB 操作コマンド
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4G の kingstonU (ブートローダー)を mini2440に挿し込み、ヘッダーの 512 バイトを読み取り(MBR):
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全てのコマンドを使用する前、USB デバイスを挿し込み、次:usb reset、USBコントローラー初期化、デバイス情報取得。


----------続く
dwtechadm
 
記事: 60
登録日時: 月 2 25, 2013 1:35 pm

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